<1996年〜2000年>
ヒノ・エンタープライズが世のオーディオファンから注目されたのは “寺垣式レコードプレーヤー・シグマ” の
代理店としてです。孤高の技術者 寺垣武氏の独創的なアナログレコードプレーヤーはセイコーエプソン社が
製造、販売をヒノエンタープライズが行っておりました。
また、エイアンドエム鰍フAir Tight 、CSフィールド社の扱うPurist
Audio Design、Vandersteenといった個性的
ブランドの国内代理店も行い、拘りの製品はオーディオファンから注目されました。
●1996年にオーディオフェスタIN名古屋、全日本オーディオフェアに初参加
●1997年に大阪府吹田市のJR吹田駅前に営業所兼ショウルーム開設
●1998年に大阪オーディオフェアに初参加
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1999年当時の吹田ショウルームの一室
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<2001年〜2005年>
20世紀から、21世紀へ・・・ハイエンドオーディオ界では“オーディオケーブル” と “オーディオ電源機器”が空前の
ヒットカテゴリーとして盛り上がりました。電源供給コンセントには、より確実なコネクティングを約束する“ホスピタル・
グレードが、トレンドとなり、ヒノ・エンタープライズでも米国のLEVITON社のコンセントを輸入。また数十万円するオー
ディオケーブルが多いに売れ、当社でも米国のSinagistic
Resartch社の高級ケーブルを輸入しておりました。
大いに盛り上がりを見せた オーディオの電源ケーブルやパーツ類は2007年から運用された電気用品安全法により
多くの商品が、いわゆる<PSE>マークの取得ができず市場から消滅、そのブームは終わりました。
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かつて 大ヒットした米国レビトンの商品
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<2006年〜2010年>
設立から10年。首都圏拠点のオーディオ関連メーカーの関西営業所的存在として、オーディオファンに商品を供給
する“卸業務”とともに、海外メーカーからも商品を輸入し、取り扱いブランドは20以上にもなりました。そんな中、市場
の“こんなものが欲しい”という需要にも応え、オリジナルブランドも企画しました。“CPサウンド”というブランドがそれで
すが、年々高額になっていくオーディオ製品に対して、コスト・パフォーマンスという意味がそのブランド名に込められて
いました。CPサウンドはオーディオケーブル、電源トランスなどの商品ラインナップがありましたが、その中でも多重積層
構造のサウンドボードが特に好評でした。
また、2006年からは米国のPurist
Audio Design社製品の輸入も開始しました。 |
CPサウンドの商品
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<2011年〜2015年>
2008年ころからオーディオ界のメインストリームとして頭角を現したのが、PCオーディオと呼ばれるジャンル、現在ではハイレゾ
オーディオとしてすっかり市民権を得ています。そのブームよりかなり前からPCに注目していた、CEC、インフラノイズなどの会社
を当社は支持し、その商品の拡販を進めました。また、2010年を過ぎると、アナログオーディオ(いわゆるLPレコード関連機器)
が見直されてきました。DAT/MD/SACD・・・CD以外にも隆盛を極めたデジタル・パッケージングメディアは皮肉にも同じデジタル
オーディオである、ハイレゾにより市場は縮小。しかし、設立当初扱っていた寺垣プレーヤー以来、ずっとアナログオーディオを扱
いその文化を守ってきた当社にとっては長年の苦労が報われることとなりました。
●2012年5月に営業所を大阪府吹田市青葉丘に移転 |
ヒノエンタープライズが設立以来長年販売してきた国産ハイエンドアナログブランドの代表格・ZYX(ジックス)
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<2016〜現在>
現在、オーディオ界はヘッドフォンやイヤホンをメインとしたポータブルオーディオ機器が全盛。これまで音質を気にかけなかった
若者が音質にこだわるオーディオ界に入ってきました。また、アナログオーディオや真空管アンプも完全に復権し、オーディオ界
から撤退していた大手メーカーのブランドも復活してきました。オーディオが一部のマニアだけでなく老若男女の誰もが楽しめる
時代です。しかしその反面、リビングにある程度の大きさのスピーカーや再生機器を置いて音楽を楽しむ、従来のオーディオは
衰退しているといえるかもしれません。ヒノ・エンタープライズは最新のハイレゾ機器も従来のハイエンド機器も幅広く扱い、音楽
鑑賞という素晴らしい文化の発展に寄与できるよう、今後も活動してまいります。 |
2015年より楽器の取り扱いもはじめました
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