■AC-IOTAの構成■
<ケーブル>
ACケーブルを販売するために、まず頭に入れなければならないのは<PS>Eです。<PS>E認可を取るには、電源ケーブルとしてオーソドックスな構成である必要があります。 よって、残念ながらPADの独自技術である"液体ジャケット""PLASMAジャケット"を使うことは出来ません。そこでPAD社が注目したのは、かつてのベストセラー製品 AC−Colossusです。
AC-IOTAは仕様をご覧の通り、銅線を使ったケーブルでありますが、PADの音質デザインで得られる条件をフルで満たす線材を使うこととなりました。

<ACプラグ>
壁コンセントと接続するACプラグはHubbellのホスピタルグレードのものを採用いたしました。クリア樹脂製のプラグは非常に強固で共振が起こりにくく、オーディオ用として最適です。また既にご好評いただいておりますPAD社のコンセント"CryoMagSSD2"のベースコンセントは同じくHubbellのホスピタルグレードですので相性は抜群です。

<IECプラグ>
オーディオ機器と接続するIECプラグはドイツ OTTO HEIL(オットーハイル)社の製品を採用いたしました。IEC規格プラグはオーディオ製品に一般的に使われるようになったものですが、差込のぐらつきが発生しやすく、これはファンの皆様の悩みのもとです。OTTO HEILのプラグは機器側プラグのブレードを面で保持するタイプです、(現在の主流は点で保持するタイプが多い)よって差込に関するぐらつきは非常に少なく、確実な差込接続が出来ます。

■AC-IOTAの音質■
まず、一聴して感じていただけますのは、"静かで情報量が多い"という事です。オーディオ機器とコンセントが確実に接続され、正確な電源供給が行われる状態を感じていただけます。また、肝心な音質ですが、PAD独特な引き締まった低音、なめらかで自然な中高音も、もちろん聞いていただけますし音像の美しさも特筆されます。AC-IOTAは3万円以上する高価な製品です。しかし過去のPAD ACケーブルに比べれば非常に安価です。設計にあたっては過去のすばらしいPAD・ACケーブルのコンセプトが生きており、お聴きいただける音もそれに準じたものであります。